■ ID | 278 |
■ 種類 | 学会発表 |
■ タイトル | 高密度ボーリングデータに基づく地盤増幅度解析の試み |
■ 著者 | 八戸昭一
S. Hachinohe
埼玉県環境科学国際センター 松岡達郎 T. Matsuoka 埼玉県環境科学国際センター 白石英孝 H. Shiraishi 埼玉県環境科学国際センター |
■ 出版元 | |
■ 出版年 | 2003 |
■ 誌名・巻・号・年 | 日本地形学連合2003年春季大会、平成15年6月1日 |
■ 抄録・要旨 | 県央部の大宮台地南部を流下する鴻沼川周辺地域に分布するボーリングデータを対象として地盤の増幅度スペクトルを求めた。解析結果から、最大増幅度(以下、Amax)は台地の場合には概ね5〜8であったのに対して,谷底低地の場合は10〜20となり、地形条件によって極めて顕著な差が見られた。また、Amaxは鴻沼川本流の谷よりもその支流の谷の方が大きくなり、谷底低地の種類によって異なる傾向が見られた。これは、本谷よりも支谷の方が若干厚く腐植土が堆積していることに加えて、地表付近における地盤の波動インピーダンス比の違いによるものと解釈した。一方、谷底低地内の堆積物(完新統)を上位の腐植土層(層厚P)と下位の粘性土層(層厚C)に分けて整理すると、Pと谷底低地堆積物の全層厚(P+C)との比(P/(P+C))は、Amaxとの間にAmax=6.31×(P/(P+C))+12.4(r=0.64)の関係が見られた。 |
■ キーワード | 大宮台地、ボーリングデータ、増幅度 |
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